大阪・関西万博のサウナ『太陽のつぼみ』にサバンナ・高橋茂雄氏が「えっ、これサウナ!??」3月7日・サウナの日に全貌公開!
作成日: / 更新日:

2025年4月13日から約6ヶ月間開催される大阪・関西万博公式のサウナである『太陽のつぼみ』の詳細が3月7日サウナの日に発表された。
発表会イベントには、太陽工業株式会社社長・能村祐己氏、大阪・関西万博催事企画プロデューサー・株式会社The Human Miracle 代表取締役・小橋賢児氏、サウナプロデューサー/TTNE株式会社代表取締役・秋山大輔氏(サウナ師匠)、建築家/KOMPAS代表・小室舞氏が登壇し、万博史上初となる革新的なサウナの全貌を語った。
Contents
万博史上初のサウナ『太陽のつぼみ』
SAUNA「TAIYO TSUBOMI」
『太陽のつぼみ』は、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会デザイン」を画期的なデザインと日本最先端の技術によって形にしたものだ。
万博サウナの総合プロデューサー”サウナ師匠”こと秋山大輔氏が強調したのは、「EXPERIMENTAL SAUNA RITUAL」。「ととのう」では表現できない唯一無二の”体験”が構築されている。
設備の建築には、3Dプリンタを使用して形成された水風呂や、木を使わないサウナ設備など、革新的な技術を使って「ととのう」体験を新たに構築し直す他に無い発想が詰まっている。
▼ 万博サウナ「太陽のつぼみ」の特徴は以下の3つ。
Design 〜木を一切使わない革新的な「膜サウナ」︎〜
Immersive 〜映像や音楽に合わせて光を立体的に表現〜
Story 〜全枠ガイド付きグループ型サウナ体験プログラム〜
(1) [Design] 木を使わない太陽光を透過するサウナ

万博サウナエリアは、サウナ・水風呂・外気浴がにユニット構造になった1つの空間。
花のつぼみが発光するような革新的なデザインは、まさに「太陽のつぼみ」そのもの。鋭角のテトラ型が美しいサウナ室の躯体には、木材を一切使っていない。
サステナブルなのは、木を使わない点に留まらない。太陽光を利用して消費電力を軽減し、ガラスに代わる透明建材を使っている。
自然光を最大限に生かしながら、耐久性もクリアにする、夢のような特殊膜材こそ”ETFEフィルムだ。太陽工業の世界的な技術を用いて、空気で自立するサウナが完成した。
空気で自立するサウナ室「ETFEフィルム膜材」

ETFEフィルム膜材は、フッ素樹脂をフィルム状に圧縮したもの。厚さ0.25mmの軽量ながら、耐久性は20年以上という持続可能性までカバーする。サウナ業界の将来に一石を投じる新たな技術連携のつぼみが、万博サウナで花開くだろう。
膜を中心に「太陽のつぼみ」に協賛する太陽工業株式会社の能村祐己氏は、ETFEフィルムによって万博サウナを機に世界の持続可能なサウナが広がるビジョンを強く語った。
(2) Immersive 〜映像や音楽に合わせて光を立体的に表現〜

サウナ師匠・秋山大輔氏は、万博サウナ体験の音響についても他のサウナ施設と一線を画す点を強調した。光と音が共鳴し合う3Dサウンド演出をDMXによって実現。今回の演出プログラムをサウナに用いるのは世界初の試みと語る。
昼は太陽光の変化を楽しみながら自然と共生する膜サウナ、夜はさながら最先端のナイトクラブ。近代的な造形のサウナを、光と音のキャンバスにして演出を180度変えるものとなる。
(3) 完全ガイド付き「Story」の主役となるサウナ体験
万博サウナの体験を一言で伝えるなら、「EXPERIMENTAL SAUNA RITUAL」と表現するのがベストだ。
サウナが本場の欧州では、自由度の高いサウナであえて体験の順番や自然と調和した演出を加える「儀式」を行う歴史がある。
サウナシュラン2024でNo.1を受賞したTOTOPAでも記憶に新しいウィスキングマイスターなどのサウナガイドが先導する特別な体験は話題を呼んだ。
万博サウナでは、クリエイティブサウナ集団「TTNE」の集大成ともいえる体験型サウナの最高峰であるイマーシヴサウナを提供する。
玄人にも初心者にもいい意味で「サウナ」の垣根を超えたボーダレな体験をランダムなグループで味わえる。
イベント業界出身で、かつクリエイティブサウナ集団「TTNE」の代表を務める秋山氏ならではの特別演出とサウナの掛け算に期待したい。
万博サウナ「太陽のつぼみ」サウナ・水風呂・外気浴はサウナ愛好家を満足させられるか?
テントサウナでも木のサウナでもない「太陽のつぼみ」には、サウナユニットだけではなく、水風呂・外気浴・内気浴スペースも充実している。
それぞれの温度は発表されなかったが、水風呂は3〜4人が同時に入れる大きさだ。複数のグループが同時にプログラムを受けるため、水風呂のタイミングまでしっかりと計算されている。
また水風呂は、機能的にも冷却された水温が保たれる仕組みになっている。
外気浴スペースは「開放的」だけでは表現しきれない太陽を浴びるようなデザインだ。いい意味で関西でも大阪でもなく、「太陽のつぼみ」だけの”地球共感覚”を届けるのがサウナ師匠の狙いである。
サウナ愛好家・お笑い芸人「サバンナ」高橋茂雄氏がゲストで登場

「これ、サウナなんですか!?」
記者発表会にゲストとして登壇したのは、サウナを愛し自身のサウナ施設も制作する経験を持つお笑い芸人「サバンナ」の高橋茂雄氏だ。
模型を見るやいなや「えー!」と声をあげ、自身のサウナ歴に引き出しのないサウナの造形に驚きの声を漏らした。
「まだ信じてない」
2025年4月13日から始まる大阪万博目前、誰も見たことのないサウナの記者発表会に、信じられないと感想を率直に語った。
注目するがゆえの期待を、ユーザー目線の気になる部分をあえて指摘し、会場を共感の笑いで沸かせた。
「太陽のつぼみ」のサウナ体験に当選したあかつきには、配偶者であり、サウナ女子の代名詞でもある「清水みさと」氏と、2人行きたいというサウナ愛に溢れた熱い想いでコメントを締めた。
▼記者発表会の動画