サウナ

六本木「SAUNA MOTHER|サウナマザー」10月24日オープン!子宮サウナから、母に抱かれるととのいの原体験。大人が赤子に戻る個室サウナ

作成日: / 更新日:

サウナ界の母が六本木に現れた。子宮の音が聴こえるプライベートサウナ、沐浴ベビー水風呂、最後は母の手に抱かれてととのう。

2026年10月24日にオープンする貸切サウナ「サウナマザー」が、サウナ業界と巷のサウナーを震撼させている。

SNSは1投稿せ1000impを超え、既にメディアやインフルエンサーもこぞって取材をしている始末。もちろん、スパワークスも紛れもなくその1媒体である。

唯一無二中の無二、企画ものか、出落ちか、はたまた本格サウナなのか。その真相、胎内に進んでみよう。

【先に結論・サウナマザーとは】SAUNA MOTHER

本格高温サウナの後、揺れる子守ベッドで目を開ければ、選べる母の顔の映像。まばたき、微笑み、ときにはリアルな真顔になる。

六本木の個室サウナ「SAUNA MOTHER(サウナマザー)」は、企画、コンセプトに忠実すぎまでに忠実に、そこら中に母と子(利用者)の関係を結びつけた超本格個室サウナだった。

母の胎内をイメージしたサウナ室はセルフロウリュができ、90度を超える。左官をした漆喰のような壁と天井、ベッドのような形状のウッド座面。申し分ない個室サウナクオリティだ。

膝の上で洗ってもらうような柔らかい材質の母の太ももシャワー、さらに沐浴を思わせる水風呂には頭上に掛け流しの新鮮な水。そして、抱かれながら揺られる休憩スペース。

サウナ、水風呂、休憩というおなじみの流れが、ここではプロサウナのクオリティと共に「生まれる前から、母に抱かれるまで」の体験になっている。

今回は取材で、その一連の流れを体験した。造形のインパクトに驚きながら、サウナそのものの気持ちよさにも、しっかり向き合ってきた。

【アクセス 六本木駅から徒歩7分】SAUNA MOTHER(サウナマザー)

六本木の裏路地から地下へ。サウナというより、秘密のスタジオに来たような入口

六本木の大通りから少し裏路地に入ると、街の雰囲気が変わる。

出雲大社東京分祠の裏手あたり。近所の人が犬を散歩させているような道で、にぎやかな六本木の印象はあまりない。この落ち着いた裏路地に、SAUNA MOTHERの入口がある。

マザーの入口か…。

目印は、赤子を抱きかかえるようなロゴが入ったのれん。その先から、地下へ階段を下りていく。

階段の突き当たりには、「SAUNA STUDIO」と文字になったネオン。入館手続きを済ませて進むと、サウナに来たというより、何かの収録スタジオに来たような気分になる。現代的で、普通におしゃれだ。

取材では、映像制作などを手がける会社が立ち上げたサウナ施設だと聞いた。なるほど、この入口のスタイリッシュな雰囲気にも納得がいく。

正直、企画や演出ばかりに注力した出オチ系のサウナなのだろう、と思っていた。

その偏ったイメージの予想は、サウナ界の母の体に身を預ければ預けるほど、まるで衣服を解くように消えていった。

【偉大なる母の顔・手・胸】サウナ室の前から別世界

部屋に入ると、着替えエリア、休憩スペースが連結している、と構造に気づいた段階で、同時に衝撃が走る。

赤い、デカい。大きな手。そして、顔。母の顔が動いている。

まばたきをして、笑顔になり、ふと「スン」と真顔に戻る。ずっとやさしく微笑んでいるだけではないところに、妙なリアルさがある。たまに見える厳しめの表情まで、妙に母親っぽい。

丸みがあって、どこか平安時代の女性を思わせるような顔立ち。包容力があるのに、表情によっては厳しさまで感じる。それもそのはず、モナリザの雰囲気やリアルな人間の顔など、あらゆる母を合わせて再現したサウナマザーだそうだ。

しかもアニメタイプやインドタイプなど、3パターンの顔があるとのことだ。

ただ、休憩中ずっと顔を見続ける必要はない。顔を見ながら身を預けてもいいし、目を閉じてもいい。視線を向けるかどうかで、体験との距離を自分で選べるのが面白い。

驚きをつくる映像でありながら、休む人の自由もある。サウナ後に見る顔として、なかなか忘れがたい仕掛けだ。なんだか夢に出てきそうだ。

椅子も、扉も、水風呂の縁も。空間のあちこちに母の丸みがある

巨大な顔に目を奪われるが、落ち着いて周囲を見ると、ほかの造形もよくできている。

椅子、扉、水風呂の縁。目に入るもののあちこちが、丸みを帯びている。白い水風呂でさえ、輪郭がやわらかい。

母の身体をイメージした大きな造形だけでなく、細かな部分まで曲線が続く。空間全体で、包まれる感覚をつくろうとしているのが伝わってきた。

触れたときの印象もいい。座る場所はやわらかく、表面はさらっとしているのに、身体にはきちんとフィットする。見た目の母らしさが、触れた感覚まで続いているのだ。

写真だけでは伝わりにくいが、この素材の感触は、体験の中でかなり印象に残った。

【シャワー】母の膝に座って身を清める

シャワーブースにも、母の身体を模した椅子がある。

胸、お腹、膝へとつながるような造形で、そこに座ると、母親に抱きかかえられているような姿勢になる。椅子がかつて甘えた母の太もものように柔らかい。

頭上からのシャワーに加えて、横からも流水。純粋に汗を流すガジェットとしても上出来である。手持ちのシャワーで自分の身体を洗うこともできるが、椅子に身体を預けていると、誰かに水をかけてもらっているような気分になる。

やわらかな椅子の感触もあって、ただ立ってシャワーを浴びるときとは、身体の置き方が違う。このあとに続くサウナへの入り方まで、少し変わるように感じた。

【子宮サウナ】大人になってから、母の胎内へ。暗さと熱が気持ちいいサウナ室

サウナ室は、母の子宮をイメージした空間だ。

室内は暗く、赤みを帯びている。最初は、赤黒い造形に少し生々しさを感じるのだろうか、とも思った。けれど入ってみると、その印象より先に「この暗さ、いいな」と感じた。

コンセプトを表現する暗さが、そのままサウナで落ち着くための暗さにもなっている。室内はコンパクトで、向かい合う座面がある。奥には、木のベッドのように身体を預けられる席も用意されていた。

腰が低くなる形状で、自然と身体を丸める姿勢になる。胎内にいる赤ちゃんを思わせる、ここならではの特等席だ。大人になってから、母の体内に戻るような姿勢でサウナに入るとは思わなかった。

セルフロウリュの蒸気が早い。世界観に驚いた後、熱のよさにも驚く

取材時の温度は90℃ほど。体感は、しっかり熱い。

セルフロウリュもでき、蒸気の回りが早いのが印象的だった。コンパクトな室内と低めの天井が効いているのだろう。ロウリュの後、熱がすぐに身体へ届く。

壁面には土壁を思わせる質感があり、座面は木。独特な造形の中にいても、サウナとしての居心地は自然だ。

入口や休憩スペースでは演出に圧倒されていたが、サウナ室では普通に熱を楽しんでいる自分がいた。この感覚がよかった。奇抜な世界観の奥に、何度か入りたくなるサウナがきちんとある。

【サウナマザーBGM】胎内BPM!? 胎内を模したサウンド

今回は取材だったので、室内で会話をしながら入る時間もあった。「あの顔、すごかった」「あの椅子は何なんだ」と、さっき見たものを話すだけでも楽しい。

けれど、静かになったときに気づいたのが、室内の音だ。心臓の鼓動のような音がする。その奥には、ゴロゴロ、モゴモゴと、水が流れるような響きも重なっていた。聞いてみると、母の胎内をイメージしたサウンドだという。

目を閉じて、その音と熱の中にいると、生まれる前の時間を想像してしまう。覚えているはずのない場所なのに、どこか懐かしい気分になるような、不思議な感覚だ。

見た目だけでなく、姿勢、暗さ、熱、音までひとつのテーマにつながっている。会話を楽しむ入り方と、静かに没入する入り方で、かなり違う表情を見せるサウナだった。

【水風呂】頭上には母の手。キンと冷たい水で、赤子の沐浴

サウナを出た後は、白い水風呂へ。

取材時は、身体をしっかり冷やしてくれる冷たさだった。熱のあるサウナから移ると、キンとした感覚が気持ちいい。

水風呂の上にも、大きな母の手がある。その手から水が流れ、頭から水をかぶることもできる。赤ちゃんをお風呂に入れるときのように、母が水をかけてくれる構成だ。

周囲には膜を思わせる、薄いカーテンのようなものもある。視界がやわらかく遮られて、身体を冷やす場所まで独特な雰囲気になっている。

胎内を模したサウナから出て、水に浸かる。いつものサウナと水風呂の往復が、ここでは少し違った物語になる。動線そのものにテーマがあるのが面白い。

【ととのい】母の手が揺れる。マザーソファに身体を預ける休憩時間

そして休憩は、母の大きな手を模した「マザーソファ」へ。

ベッドのように横になると、身体を抱きかかえられているような姿勢になる。触れる部分がやわらかく、全身を預けやすい。さらに、ソファが電動で揺れる。揺れる速度は3段階から選べるようになっていた。

母の手の形をした場所で休むだけでも十分に珍しいが、その手が本当にあやしてくれる。休憩している大人が、そのまま揺りかごの中にいるような体験だ。

目の前には、先ほどの動く母の顔。見ながら揺られていると少し可笑しいし、目を閉じれば、身体を支えられる感触と揺れが残る。

一般的なととのい椅子では、身体をどこに置くか、どんな姿勢で休むかを自分で決める。ここでは、身体の置き場が最初から用意されていて、そのまま預けてしまえる。

サウナ後の休憩を、姿勢と素材と動きでつくり直す。見た目の驚きが大きい設備だが、実際に横になると、身体を休ませるための工夫が印象に残った。

友達と驚きを共有するか、一人で静かに赤子へ戻るか。個人的には、友人同士で訪れる楽しさが想像しやすい。

「面白いサウナがある」と誘って、扉を開けた瞬間の反応を見る。サウナに入りながら、さっきの驚きを話す。今回は取材中の会話も、体験の楽しさのひとつだった。

男女での利用も可能だが、格好つけたい日のデートでは少々迷う。母に抱かれ、あやされている自分を見られるのだから、いつもの格好いい自分ではいられないかもしれない。むしろ、その姿を一緒に笑える関係なら面白そうだ。

一方で、一人で入って、音に耳を澄ませ、目を閉じて揺られる時間にも惹かれる。同じ空間でも、誰と、どんな気分で過ごすかによって楽しみ方が変わりそうだ。

海外からの旅行者にも、この造形の驚きは伝わりやすいと思う。熱と冷たさに、抱かれて揺られる体験が加わる。「日本のサウナはここまで来たのか」と思わせる力がある。

サウナの次のトレンドになるか!? 体をととのえる場所から、身体へ戻る場所

ひとつ、個人的に想像したのは、着替えのスペースと体験エリアの間に、世界を切り替える仕切りがあっても面白そうだ、ということ。

「ここから母の中に入る」という境目がもうひとつあれば、この世界への没入感がさらに強くなるのかもしれない。それほど、この施設にはひとつの世界として入り込みたくなる面白さがあった。

巨大な顔や手に驚き、柔らかい椅子に座り、暗いサウナで熱を浴びる。水で冷やした後は、母の手に抱かれて揺られる。

SAUNA MOTHERは、サウナの各設備を「母に身を預ける」というテーマでつないだ場所だった。

新しいサウナの体験を探していたら、行き着いた先が、生まれる前や生まれたばかりの身体を想像する場所だった。その発想が面白い。

熱と水と休憩を楽しみながら、少しだけ大人でいることを休む。六本木の地下で、そんな不思議なサウナ体験が待っていた。

【SAUNA MOTHER|サウナマザー】時間・料金・情報

項目 内容
施設名 SAUNA MOTHER(サウナマザー)
所在地 東京都港区六本木7-10-30 Keepers六本木 B1F
アクセス 都営大江戸線「六本木駅」7番出口から徒歩4分/東京メトロ日比谷線「六本木駅」4b出口から徒歩7分
利用形式 一室限定・完全予約制個室サウナ・男女利用可
利用人数・時間 1〜4名/120分
料金 1名8,500円/2名12,000円/3名15,000円/4名20,000円(1室・120分)
グランドオープン 2026年10月24日オープン
公式サイト SAUNA MOTHER|サウナマザー
公式Instagram @sauna_mother

無料会員登録

SpaWorks無料会員登録

こちらもチェック!(関連記事)